シネマとライブと雑多な日々

映画やライブを見て感じたこと、考えたことを気ままに綴ります。

邦画

6月公開の新作映画から、観たい映画をピックアップしてみた

映画はやっぱり公開してからそんなに日を置かずに観るのがいいと感じる今日この頃。4月公開、5月公開の新作で、まだ観ていない映画がたくさんあるのに、6月も次々と新作が公開される。何本観れるかわからないけれど、あとでDVD化されたときの覚え書き用にも…

切ないのに、満たされた気持ちになれる! リアルなファンタジー映画『世界から猫が消えたなら』

世界から猫が消えたなら、この世界はどう変わるのだろうか……。 世界から僕が消えたなら、いったい誰が悲しんでくれるのだろうか。 120万部超のベストセラーとなった原作本は未読だったのだけれど、このキャッチコピーと自転車のかごに乗せられた猫のビジュア…

♯今日の1本 2006年のマイベストワン映画『ゆれる』

女性である西川美和監督が描く、男兄弟の心の「ゆれ」。 女だから、男だから、という文脈で語りたくはないけれど、この映画は監督の女性としての感性がとっても生かされた作品だと思う。 そもそも、こんな深くて、とらえどころのない心の「ゆれ」を作品にす…

ゲスは男のあこがれなのか!? 最初と最後に流れるT字路sのブルースがよかった新作映画『下衆の愛』

場違いなところに来てしまった感がきっとするに違いない…。と思いつつ、なんかこういう映画が気になってしまう。 『下衆の愛』公式サイト 4月に観たい映画候補に挙げていたものの、レイトショーのみの気配だったので、観ずに終わるだろうなぁと思っていたら…

3月に映画館で観た新作映画9本! イチオシは!?

ピックアップリスト15本の中で、観られたのは4本 先日、3月に観たい新作映画を15本ピックアップしてみたものの、ピックアップした中で観られたのは、わずか4本。 3月公開の新作映画から、観たい映画をピックアップしてみた - シネマとライブと雑多な日々 で…

♯今日の1本 是枝裕和監督の『誰も知らない』 

昨日開催された第39回日本アカデミー賞で、是枝裕和監督が最優秀監督賞を受賞した。 その受賞スピーチで(記憶で書いたので、監督の正確な言葉ではないけれど…)、「2年ほど前までは日本アカデミー賞には縁がないものと思って、テレビを見ながら言いたい放題…

#今日の1本 原作本を超えた爽快感が味わえる「魂萌え」 

桐野夏生の原作本は衝撃的だった。「夫の浮気」や「財産を狙う子ども」という題材はよくある話だろう。それが、彼女の手にかかると、ドロドロの怨念の世界へ行くのではなく、59歳の女性の凄みのある、それでいて一種さわやかな成長物語へと結実する。 夫に10…

♯今日の1本 恋の残酷さを描きながら、心に残るシーンであふれている『ジョゼと虎と魚たち』

記念すべきブログ開始日。 何の映画について書こうと思いをめぐらせたとき、12年も前に観たこの映画が思い浮かんだ。少し前に見たKstyleの記事「日本映画が韓国で1位に…妻夫木聡『ジョゼと虎と魚たち』人生で忘れられない恋愛映画に選ばれ、12年ぶりに再公開…