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シネマとライブと雑多な日々

映画やライブを見て感じたこと、考えたことを気ままに綴ります。

1%の男たちが繰り広げる痛快じゃない逆転劇! 新作映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

ミーハーなので、第88回アカデミー賞の脚色賞を受賞したという売り文句にまんまとのっかり、公開間もないこの作品を観に行ったのだけど、別に息せき切って観に行かなくてもよかったかな…、というのが正直な感想。

リーマンショックの概要はばくっとは知っていたつもりだったけど、あの当時、金融業界のまっただ中にいながら、世界経済の破綻するほうに大金を賭けた男たちがいて、あの騒動の最中に大もうけした人々がいたことは全く知らなかった。

そっちの側の人から見たら、華麗なる大逆転なのだろうけど、家を失った人から見たらどっちもどっち。1%の男たちが繰り広げる痛快じゃない逆転劇じゃないかと、なんかしゃくぜんとしない感想が残った。映画の中では逆ばりをした男たちが、大もうけしながらも思い悩む姿が描かれるが、それが余計、中途半端な気がして…。

もともとが、映画『マネーボール』の原作者、マイケル・ルイスの著書「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」というノンフィクションをベースにした作品。だからなのか、映画では、登場人物が突然カメラに目を向けて、金融商品などについて解説するシーンが挟み込まれる。ときにそれは、美女が入浴しながら小難しい金融用語を解説する場面だったりする。多分、くすっと笑いながら観ればいいのだろうけれど、そういうドキュメンタリータッチのシーンが余計違和感を増幅していたような気がする。いっそ、テレビ番組かなにかで、完全なるノンフィクションとして観たかった。

でも、登場人物はどの人物もひとくせありの人ばかりでおもしろかった。特に、スティーブ・カレル演じるマークは、そばにいたらとても嫌なタイプだと思うが、いろいろな言動がリアルでキャラがとても立っていた。

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www.moneyshort.jp